今週は読書のペースが遅め。
『グラスホッパー』の続編、劇場でもちまちま読んでた
殺し屋たちがわんさか出てくる『マリアビートル』読了。
あらすじでは殺し屋云々。ってのは知ってたけど
読み出す前は『グラスホッパー』の続編っての知らず。
改行するけどその間に軽く挿絵じゃないけど、
伊坂幸太郎作品は物語の場面が変わるときに
小さいマークを挿入してることが多々。
今回はシャチハタの名前が押されてあって、
それ見たときになんか同じスタイルの作品あったなー
って思ったのが『グラスホッパー』
『マリアビートル』ってタイトルは
物語の後半にそういうことか。ってわかる。
で、この作品は570ページほどあるねんけど、
時間軸でみればたった2時間半の出来事と言っていい。
しかも新幹線の中。っていう密室。
出てくる登場人物は限られてくるし、
どうやって物語が進んでいくんやろ?って。
読み進めてて、後半にあの話がここで繋がるんかーっていうの上手い。
伏線の回収に毎回驚いたり、ニヤッとしたり。
こいつがそう死ぬんかーって期待を裏切られる感じが
物騒な話やけど面白い。
とりあえず、この作品を読み終わった後は
『グラスホッパー』をもう1度読み直したくなるのは間違いない。
伊坂作品はリンクしてるからいろんな作品を戻って読みたくなる。
前読んだ『重力ピエロ』から『オーデュボンの祈り』を読みたくなって
健康診断の日に買ってしまったし。
まずは今持ってるラスト、『PK』を読んでからやな。