道夫秀介の真備シリーズ2作目『骸の爪』を読了。
今回は心霊現象は少なめで、仏像をテーマにした宗教要素が強い。
ホラー要素が少なく全く怖くなかったし。
Wikiにはやっぱり書いてあったけど、主人公の名前は道夫秀介らしいな。
『背の眼』のときは苗字しか出てなかったけど、
今回は秀さん。って呼ばれてたからそうなんやろうと。
どうも、冒頭は道夫の体験談みたいな話があって、そこからようやく真備が出てくる。
それまでが長ったらしく感じるな。
今回は仏像の話。ってことで勉強になったな。
相好を崩すなんて言葉の語源がお釈迦様に通じてたなんて知らなんだ。
額の割れた仏像から血が出てるって種には納得し難いし、
20年前の出来事が今更露呈して復讐に繋がるかな。って疑問は残るけど、
まぁ全体としてはまとまってるか。
ただ、道夫はビビリなのか耳が悪いのか、聞き違いをしまくってる。笑
そのお陰で謎になって真備が出てくることになるねんんけど。
結局心霊現象があるのかないのか、その謎は解決するんやろか?