初めて読む2人の作家。
先日の夕食会で、お互い本読むよ。って話をして、お客さんが持ってきてくれた本。
東野圭吾の『ダイイング・アイ』と、さだまさしの『アントキノイノチ』を読了。
東野圭吾は超有名やけど、今まで読んだこと無い。
長い間活躍してて、作品数もいっぱいある作家はどこから手をつけていいのかわからん。
ドラマでガリレオシリーズは見てたから面白いんやろうとは思ってたけど、
機会がなく食わず嫌いでもないけどずっと後回しに。
『ダイイング・アイ』はノンシリーズってことで、続きもんじゃないから読み始めには最適。
帯には東野圭吾が描く「悪い奴ら」って書いてある。
交通事故で人を殺めた主人公は、殺された人の夫に復讐される。
幸い一命を取り留めたけど、頭を殴られて事故の記憶が飛ぶ。
自分が事故を起こしたことの記憶がなくてその記憶を呼び覚まそうと色んな人に尋ねるも。
読みやすいことはわかったけど、全体的にこれはありなトリックかなーと。
さだまさしって小説書いてたんか。って調べてみると、『精霊流し』『解夏』は聞いたことある。さだまさしの『アントキノイノチ』
『アントキノイノチ』も名前だけは知ってたけど、さだまさしやったとは。
イメージは『おくりびと』で、涙チョチョ切れするんやろかと。
実際は全く違った。
命の物語ということで、故人の遺品整理をする業者で働く主人公。
主人公は高校の時の生活が原因で塞ぎこんでしまう。
高校時の話と今の話が絡み合って話が展開していく。
実際にモデルになった会社があるらしく、作業内容もほぼ正確みたい。
そりゃこういう仕事も無かったら。とは思うけど、大変な仕事でしかないやろう。
慈善事業なんかで務まる訳ないし。
やっぱり、主人公の高校時代の話が無かったらこの本の肝は無くなってまう感じ。