引き続き勉強の為の本を。
タイトルからは何のことやらわからん『ファスト&スロー (上)』
心理学・行動経済学などがメインの内容。
上下巻の2冊やけど、その上巻を読了。
上巻だけでも長い長い。笑
読み応え十分やけど、読み終わってから一体何を覚えてたかな。ってなる。
キンドルで読んでたからページ数はわからんけど、最後の10%ぐらいは索引とか。
一体いつ読み終わるんや。って思いながら10日掛かって読み終えた。
で、内容は人間ってこういう行いをするんやなーって勉強になることばかり。
合理的に動けるのは中々難しいのがわかる。
覚えてることは何やろうと振り返ると、システム1とシステム2
システム1はほとんど条件反射みたいなもんで、直感に従う。
システム2は直感じゃ分かり難いことを頭使って考えるけども怠け者。
システム1でおかしいと感じたらシステム2が発動して考え込む。
とは言え、システム2も怠け者やから合理的な判断は難しい。
どこまでシステム2にチェックさせるかどうか。
ボールとバットの問題はどこかで知ったな。
ボールとバットは合わせて1ドル10セント。
バットはボールより1ドル高いならボールは何セント?
問題を解くにしても、何でもかんでも100%の力使ってないみたい。
言われれば、そうなんかも。って思えることばかりやけども、
ちゃんと説明してくれて分かり易い。
後はバイアスの問題。
トレーダーなんかは自分が優れた情報分析ができると思い込んで、
実際それで生活してるけども、市場をアウトパフォームできる確立は、
サルが予想するのとなんら変わらん確率。
メディアの力もあったり。
ニュースでテロがあったなんて頻繁に情報に触れると、
どこそこは危ないなんてすぐに考えるけども、そのどこそこでは交通事故で死ぬ人の方が多い。
そこでコメンテーター役が冷静にバイアスですね。なんて言えば、
共感されるわけなく、そのことが無かったかのようにカットされるか、
そのまま発言されると炎上になったりするかも。
とりあえず、正論振りかざすだけでは正しくても共感得るのは難しいってことか。
特にコンピューターで統計取った方が人間の当てにならん経験より優れてる。って、
感情があるからそれを合理的ですね。って受け入れ難いのは当たり前。