感想文!! 初めての歴史小説

 

引き続き浅田次郎から『蒼穹の昴』を読了。

歴史小説って難しそうで食わず嫌いしてた。

文庫本では4冊分あってボリューム大。

 

先週末から読書週間実施中でひたすら読書。

流石に1週間で4冊読むのはハイペースやったな。

 

『蒼穹の昴』は古本屋さんで買ってからずっと置きっ放しやった。

で、前回の『アイム・ファイン!』でサクッと読んだから

今回は本腰を入れてやっつけてやろうと。笑

 

歴史小説読むの始めてやから勘違いしてるとこもあったんか、

あらすじから話逸れて行ってるような気がする。

 

星読みの占い婆に天命を聞いて活躍していく。

糞拾いの春児が全中華のお宝を手に入れる。って話。

てっきり春児と文秀がメインやと思い込んでたのが文庫本1冊目。

 

1冊目は2人の成り上がりストーリーで面白かった。

一体春児はどうやってお宝を手に入れるんやろ?って。

でも2冊目・3冊目は主役が一体誰なのかわからんなる…..

 

史実と架空の人物を交えながら話が進んでいくのは凄いけど、

僕には主役の2人どこ行った?ってずっと頭から離れん。

もうちょいコンパクトにまとめられるんじゃないかと。

 

全4冊ある内の半分以上が主役不在。みたいな…..

 

これがまんま歴史書なんやったら、

清の時代を話をきれいにまとまってるから勉強にもなるんやろうけど、あくまで小説。

本の中に出てくるまま鵜呑みに歴史がこうなってたんや。とは思ったらあかんし。

 

変に僕の第一印象が、貧しい村で育った男の子が中国全土の宝を手に入れる。

っていう1冊目の背表紙に書いてあるから楽しみにしてたのに、

一体なんやったんやろ?っていう終わり。

 

4冊目に春児がちゃんと話に戻ってきたけど、やっぱり詰め込み過ぎて中だるみする。

でもこの量やったら一気読みせんと話忘れてまうわ。

何故かサクサクっと登り詰めて、仕舞いには西太后からお宝全部持って行き。って。笑

 

で、結局心変わりしててそんなの要らね。って。

なんじゃそりゃーってなるわな…..

 

勉強になったのは、大学3回生の時に、紫禁城頤和園に行ったけど、

頤和園が夏場の避暑地やったなんて全く知らなんだな。

 

今まで2回中国に行ったけど2回とも北京。

この本を読んで天津にも行ってみたくなった。

 

『蒼穹の昴』は続作があるけど、これでひとまず一旦終了。

次は1冊完結の『日輪の遺産』でも読むかな。

あんまり歴史小説好きじゃない。って分かったけど。