前読んだ『火曜クラブ』で一旦電子書籍から離れてみようと。
古本屋さんで買った本がまだ30冊以上溜まったままやから
そっちを先に読んで自炊もせななーと思うし。
何を読もうかと悩んでてんけど、
気分的にサラッと読めそうな本は無いかとダンボールの中を漁って見つけたのが
浅田次郎の『アイム・ファイン!』
浅田次郎は前に読んで泣けた『鉄道員』以来やから7ヶ月ぶり。
小説家やっていうのに、何故かその小説を読まずにエッセイを。笑
サラッと読めそうな気分に合致してたから思わずチョイス。
1編が7ページ程で、テンポよく読める。
なんべんも笑ってもて、車内では笑いをこらえるのに必死。
家の中では1人寂しく誰に気を使うことなく笑ってた。
1番記憶に残ってるのは、P.61「このごろの作法」ってタイトル。
30数年前の交通渋滞は車の数が少なかったにも関わらず凄かったらしい。
マナーがなってなく僅かな隙間を縫って車線変更のオンパレード。
で、無理な割り込みをされた方は「バカヤロー」って叫んで、
割り込んだほうは無視を決め込むのがルールやったのか暗黙の了解らしい。
どこまでホンマの話かわからんけど。笑
これを知ってから、日本人も何も昔から礼儀正しいマナーのある運転をしてなかったんやな。って。
タイで暮らして平日は毎日車に乗ってるけど、
30数年前の日本と全く同じ光景なんやろうと思ったな。
無意味に思える車線変更をせずに、大人しく列に並んでる方が
渋滞を緩和できてるんじゃないかと思ってるのは僕だけじゃないはず。
ただタイの場合は割り込まれても「バカヤロー」とは叫ばん。
それだけは見習うとこかもしれんな。
叫ばん。って言ってもドライバーじゃないタイ人の車に乗ったことないからわからんけど。笑
まぁそれにしても、たった数ページの話に引きこまれてしまう。
もちろんプロの作家が書いてるから当然やねんけど、
僕もこのブログで何か人を惹きつけるようなカラーは出せてんのかね?