感想文!! 辻村深月マラソン

 

1作目の『冷たい校舎の時は止まる』が良かったから

辻村深月の気になった本をまとめ買いしてたけど、

結構気持ちが重たくなるの分かってるから読むのに気合を入れなあかん。

 

太陽の坐る場所』『ツナグ』は重たいことなかったけど、

辻村深月の作品に伊坂幸太郎みたいな爽快感はない。笑

 

この作家が嫌いなわけじゃないけど、足が遠のく。

他にも買ってる作品が山積みやけどいつ読み切れるか…..

 

で、今回は『凍りのくじら

重たいイメージがあるから、あらすじを読んで軽そうな話をチョイスしようと。

ドラえもんのひみつ道具が各話のタイトル。


前読んだ『蒼穹の昴』と同じくあらすじに騙された…..

勝手にイメージしてるのが悪いんかと思ったけど、『凍りのくじら』も重かったなー

 

泣けるとこもあったけど、いつもの学園ものと言うか、

登場人物が学生なのが辻村深月作品には多い気がする。

 

重い。ってことばっかりで悪い感じを起こさせてまうけど、そうじゃない。

読んでてここまで怖くなったり、嫌な気持ちになるのはなかなか無い。

ただそれが僕には疲れるだけ。

 

そもそも『冷たい校舎の時は止まる』読んだときに、

続けて他の作品読んでみようと思ったのはそこ。

ここまで読んでる内に身体が痛くなるようなことってそうそうない。

 

それを忘れてたわけじゃないけど、やっぱり他の作品読むときも

よっこいしょ。って声出さんと読み始められん。笑

 

『凍りのくじら』はそんなことになると思わんかったから余計に疲れた。

 

疲れたけど、このままのペースで読んでやろうと、次は『ロードムービー』を。

これは5編の短編。


その設定で飽き飽きしそうっちゃしそうやけど、内容は重厚。
これもさっきのと同じく学園もの。

 

『凍りのくじら』然り『ロードムービー』然り泣ける。

通勤中に涙がぽろっと出てくる。笑

横にパートナーが居るけどいっつも寝てるからお構いなし。

 

ドライバーさんからはバックミラーの位置を考えて見えんところに座ってる。笑

 

最後の短編はどこがどう繋がってるのかわからなんだな…..

完全に別物の短編なのかと思ったけど、また読み直すのも面倒やから分からずじまい。

 

さらに3冊目。『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

これは学園ものではなく大人の女性たちの話。


まぁそういう話の内容ではなく、女性の習性とかの描写が凄い。
この作品で泣くことはなかったな。笑

今まで辻村作品を読んできててわかるけど、人の心情を描写するのがホンマに上手い。

 

面倒な女社会の一面が垣間見えるけど、

現実もこんな面倒なんやったら疲れるやろなー

 

登場人物の中で、悪者。って言ってもいいような男が僕と同じ名前。

まぁ苗字は違うけど。

性格も全く違うけど、自分の名前が本に出てくるって不思議な感じ。笑

 

まぁそんな感じで、辻村深月作品をリレーしてたけど一旦終わろかな。

まだ数作品残ってるけど、テイストを変えて違う作家の本でも読もうっと。