年末から読みだして、年明け一発目の読了作品は、
百田尚樹の『海賊とよばれた男』
出光興産の話らしく、ある意味歴史やな。
ちょうど1年前に同じく百田尚樹の『永遠の0』を読了してて、これが2作目。
今まで出光興産のことなんかガソリンスタンドのひとつとしか思ったことない。
戦前戦後の奮闘した記録的な内容やけど、昔の人は凄いなーとしか思えん。
こんな働く人たちばっかりやったんやって。
今のワークライフバランスがどう。とか言ってるのは豊かになったお陰やろな。
まぁ僕は完全に働きたくない方に偏ってるねんけど。笑
それにしても、戦前に今の僕と同じ25歳やったかな?で、起業してるってのも次元が違う。
ずっと石油業界に目の敵にされつつも孤軍奮闘していく。
出光興産の話も面白いけど、同時に戦時中の話やったり戦後復興の話もあって勉強になった。
ちょうど浅田次郎の『日輪の遺産』を読んだし、
戦後のGHQがどんなことをしてたのか知らんかったかな。
日本人の悪いところも垣間見えて、英米は一体何様のつもりやねん。って感じたり。
かと思ったら、良いアメリカ人もその当時にちゃんと居ったんやなーって感動したり。
当時の日本やったからこそできたことなんやろか?
今の日本で泥臭いことを進んでするような人たちっておるんかわからんなー
カリスマ性があるトップの元やったらできるんか。
正直、『永遠の0』と『海賊とよばれた男』の2作しか読んでないけど、
百田尚樹の小説家としての腕前はよくわからんな。
脚本家やからただ単に、いいとこ取りしてまとめ上げただけにしか感じんのが残念。
涙ちょちょぎれの場面は、百田尚樹の文才が良い。って思っていいのか、
僕のある意味苦手な戦争をテーマにしてるからなのか。
と言いつつ、やっぱりこんな人が実際に居ったんや。
ってことを知れただけでも、読んだ価値あり。